均一化された世界

オランダの大学からオランダ語の講義がなくなりつつあるという記事http://www.afpbb.com/articles/-/3177048?pid=20185767

を見て、
世の中はどんどん便利な方に均一化されていっているなあと改めて思った。

 

世界がどんどん均一化されていく。

そこで省かれるのは、

無駄なのか文化なのか

 

両方なのかな。

文化として残す、

残される意思のあるものは

文化として価値を発揮し、

無駄と判断されるものは

何十年、何百年後に

こんな世の中もあったんだよ、

と小さな集落の中とかで昔話のように言い伝えられているかもしれない。

 

利便性ばかりを重視され、

それに適合することを求められる

適合できなければ、

そしてそこに価値が認めなければ、

時代に置いていかれ、

淘汰されていく。

 

今までも文化は繁栄衰退を繰り返し続けてきたと思うが、

全世界が均一化されることはなかった。

しかし現代では、

海や陸を容易に越えることができ

ネットワークでたくさん情報を得ることができる。

 

多くの人が同じような土俵に、

今までの世界よりも立っている中で、

均一化の波が来た時に

どんな世界になるのだろうか。

 

均一化は、

利便性であり、

価値喪失である。

 

誰でもどこでもできることは、

便利であること以外には価値がない。

 

単価の上がらない少々の価値を、

均一化の波に飲まれながら

なんとか耐え忍ばないといけない人が多数派で

多数派で、

均一化の中で均一を支配するある一部のみが、

莫大な資産を得るのだろう。

 

それが自然なのかも知れない。

できる人ができるところに集まり

大きなことをする。

どんどんそこで世界に対して

影響力を持って

格差をどんどん広げていく。

 

自分たちに残される選択肢は、

彼らに救われることをびくびく待っているか、

彼らと行動を共にするか

とられている覇権を取りに行くか

 

自分は

より価値のある人間に

ならなくてはいけない。

そうしなければ、

びくびくしながら

生きて行くしかない。

 

んじゃないかなあ。